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2009年10月31日 (土)

ボクだけのお城

点々と生えてるフキノトウがなかったら寒々とした初冬の風景。
それほどに荒廃してカラカラに乾いた家は3Dから2Dに変貌しかかっている。
赤錆と木目浮き立った古板の色どり
雑草の屍が最後の日のまま立ちつくして、次の世代を虚ろに見続けるだけ…
ここは、過酷ながら戦闘とは無縁な風景─

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アラサーとかアラフォーとかいうくくりにまとめられる世代
その少し前も後にずーっと続く世代も戦闘など知らない。
「競う」という意味での「戦い」は別として。。。

Dscf4658 しかして世の中
どんなものにもマニュアルがあって家電やソフトは言うに及ばず、生まれることも死ぬことにも探せば何かしらのマニュアルがある。
既製品じゃないのに既製のマニュアルに形を合わせてるみたいだ。
雑誌もマニュアルの一種ですね。
自分探し 自分づくり 自分試し 自我崩壊 自我侵略。。。
読んでいる雑誌で、そのひとなりが見えてくるから、やっぱりマニュアルなんじゃないかなぁ。それが悪いとは言わないけど。。。

「そういうお前は、どんなん読んでる?」

と聞かれたら

「週刊ダイヤモンド」と「Theいけのぼう」と「詩とメルヘン」と「ふぁんろーど」…

と ツッコミを期待して言ってみる。

「ふーん…なんだ…」

おいおいっ!coldsweats01sweat01

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Dscf4659正直雑誌は読まなくなった。今は「Soup」くらい。以前は5誌くらい買ってたことがある。
「Fine」「Doll」「アニメージュ」を重ねてレジへ行ってた頃が懐かしいです。(それにしてもメチャクチャなチョイスだ。。。)
ちなみにアニメージュを読んでいたのは、アニメーションに傾倒したわけでなく、回りがアニメーション啓蒙者が多かったからです。(マンガ描いてたけど)
コミュニケーション手段としての知識を得ようとしてね。
いまや社会を支える世代の中心になっていると人たちは、すでにアニメやゲームの洗礼を留まることなく受けて育ってきました。昔の人の言い方なら「戦争を知らない子どもたち」

Dscf4667

Dscf4670 潰れかけた家の隙間からたくさんの雑誌が覗いていた。
重ねて紐で縛ってあるのやカラーボックスに月順にきれいに並べてあるもの、その全てがアニメ雑誌。
プラモデルの箱やアニメソングのシングルレコードを裸で壁に飾ってあったり。。。
今ほどアニメーションの地位が確立されてたわけでもなく、まだ「オタク」のレッテルを貼られていた頃。 それはともかく人の趣味です。自分の城です。

会わなくなって久しい人が「俺の武器はエアロスミスだ!」と豪語してたことを思い出す。
cdshineCDを手裏剣みたいに投げたりするわけじゃなく、エアロスミスに関することなら誰にも負けないという自負だったのでしょう。エアロスミス以外のロックを聴いたら魂が腐るくらい言ってた。gawk
気のせいか見た目もスティーヴン・タイラーみたいだった。
そんな彼にも自分の城とも言える部屋があって、占い師の店みたいだなぁ。。。という印象で、ワンルームの部屋の真ん中にいると玄関がどっちかわからないほどドクロとか色々ぶら下がってました。

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主が街を去っていくとき、部屋もいっしょについていくみたいにキレイに片付いた。

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部屋がそこに残されたとき
それは、主に大きな変化があったということ。
ロマンとリアルを共存させるのは、やはり難しいのだろうか?
そうは思いたくないけれど、残されるものがいるのは確かなことです。

エアロスミスで武装した男が街を去る日に現物大の大きなドクロの灰皿をくれた。
信長ぢゃないってっっsign03 どうすれっちゅーのsign02sweat01

とりあえず物置の奥深くに埋葬(?)
まさに思い出の亡骸

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